CoderDojo天白(小・中学生のプログラミング道場/名古屋市)

こどもたちがScratchを使ったプログラミングやHTMLコードを学べる道場。名古屋市天白区

【開催報告】CoderDojo天白 2015年8月8日 臨時開催

移転しました。

【開催報告】CoderDojo天白 2015年8月8日 臨時開催

と、題して、本日のCoderDojo天白の活動を報告いたします。 はじめまして、初心者メンターのたかはしです。よろしくお願いいたします。

さて、

前回の開催でキャンセル待ちの方が多く出たこともあり、 本日8月8日(土)午前中に、体験参加の方を主体とした8月のDojoを臨時で開催しました。

事前に確認していた参加者リストを見る限りでは、参加予定の小・中学生10名のうち、スクラッチ初めてさんは、8名。

見学者、付添いの父母兄弟、メンターをあわせると、大人15名、子ども12人と、大変盛況でした。

今回のテーマは、「すなどけい」 パラパラ漫画のように、コスチュームをきりかえて砂つぶを落とし、10秒測ります。

初めての方を意識して、スクラッチの機能習得として、お絵かき機能を 駆使してコスチュームを繰り返し描く操作が盛り込まれています。

また、スクリプトでは、プログラミングの三大(?)お約束ともいえる ・繰り返し処理、・条件判定 ・分岐

のうちの、繰り返し処理を体験しました。

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  • 日時: 8月8日(土)9:30-11:30
  • 場所: 天白スポーツセンター 第三会議室(2階)
  • スケジュール
    • 9:30- 開始・挨拶 CoderDojoの理念を少々。忍者はCoolなのだ。
    • 9:35- 本日のテーマ「砂時計」について、松成さんによるレクチャ。スクラッチの操作方法を交えながら、みんなでそろって砂時計のプロジェクトに挑戦。
    • 10:30- このあたりで、砂が落ち切ったときのアクションなどオリジナルの機能に挑戦。
    • 11:00- 発表タイム
    • 11:30- 終了

三人掛けの机が、講義室のように前向きに配置されたお部屋です。 小学1年生から中学1年生までのスクラッチ初めてさんが8名。はじめのうちは付添いのおうちの方がぴったりと寄り添い、誰が忍者?という状態でした。

しかし、砂時計のデザインを考え、10個の砂つぶがひと粒ずつ移動し ていく絵を10回も描く操作には、おとなは飽きちゃうようです。 (^_^

忍者たちの方が根気が良く、夢中になって11枚目のコスチュームを描 き終える頃にはスクラッチのお絵かき機能もバッチリ! 流石です。

6月、7月から来てくれている忍者二人は、自由にプロジェクトを作っ てよいときとはまた違い、テーマをかっちりと決めて、みんなでそろっ て操作するのも、やることが分かりやすいので、楽しめたとのこと。 経験値からくる余裕を感じさせてくれました。

全部で11枚のコスチュームを描き終えたら、いよいよ「プログラミン グ」によって動きを付けていきます。

スクリプトエリアに「次のコスチューム…」を張り付け、 カチ、カチ、カチ、っとクリックしてみて、砂時計の動きを確認。

10粒落ち切るまでが10秒の砂時計にするために、待ち時間を付け加 え、繰り返し実行することを確認したら、「繰り返し処理」にします。

緑のはたを押した直後のコスチュームを指定し、「開始時の初期設定」 も完了。

10秒測れる砂時計ができました。

おとなが、「プログラミング」に気付くころには、忍者たちは「やりた いことを実現する手段」をすっかり手に入れていました。

やわらかアタマ、万歳!! 

砂つぶが全部落ちたら「音でお知らせ」や、背景や色を変えてお知らせするオ リジナルの機能、みどりのはたをクリックすると、時計機能と同時に BGMが流れるなど、たのしいアイディアがどんどん付け加えられていき ました。

メンターの前田さん、K平さん、見学のK君(中学生)、Sさんも、忍者 たちと交流しながら操作説明の補助など大活躍でした。

※K平さん、写真撮影も、ありがとうございました。

いよいよ作品発表

みんなで一斉に描きはじめた砂時計にもかかわらず、瓶の色や砂粒の大 きさ、粒の動きなど、じつにさまざまです。 画面と本人の説明をタブレットのカメラでとらえながら、タブレットの画面をプロジェクタに表示。

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恥ずかしそうに説明する忍者、得意げに機能を説明する忍者、発表は苦 手~!!と、顔をしかめる忍者、でも自分で作り上げた作品に対しては、 嬉しそうでした。

時間に追われることはなかったものの、メンターからのコメントまでは 到達せず、松成さんのお言葉と、見学K君からの感想が披露され、今回 のDojoは無事に終了しました。

帰り際、われわれとのコミュニケーションに慣れてきてくれたのか、 「分からないところがあった…」と訴えてくる忍者あり。 (^O^)

ふむふむと、お話を聞きながら、「どんなところ?」 「どうしたかったの?」「どうなっちゃったの?」「なんでかな?」 「どうしたらいいかんじ?」少しずつ一緒に問題点を探ってみた。 ひとみがキラキラし始めると、「どこが分からないかが分かった!!」と、 解決の糸口を掴んだ模様。 自分でやってみるから、と、お持ち帰りになりました おうちの方、ぜひ見守ってあげてくださいね。

また、「次回は、いつですか?」という声も聞かれ、8月15日(土)の 8月定例会も、にぎやかになりそうです。

次回の告知

  • 8/15(土)は通常版(初参加の方もOK)【空席有】

  • 8/22(土)は「愛知ワークショップ・ギャザリング」 でスクラッチのワークショップを実施予定。

こどもたちがアートやものづくりを体験できる「愛知ワークショップ・ギャザリング」が、平成27年8月21日・22日、椙山女学園大学星ヶ丘キャンパスにて開催されます。CoderDojo天白も22日に参加予定です。

  • 愛知ワークショップ・ギャザリング2015のホームページが公開されました。

恒例の反省会兼ランチ

近くの中華料理屋さんへ、チャーハンやバリそば等、ランチメニューに 舌鼓をうちながら、反省点と改善・対策等について語り合いました。

全体ふりかえり

  • スクラッチのインストールについて

申込時には、スクラッチのインストールされていないPCがいっぱい来そ うでドキドキしていましたが、おうちの方のご協力により、インストー ル済で来ていただけました。一斉説明に乗り遅れることもなく、スムー ズに進めることができました。おうちの方に感謝です。ありがとうござ いました。

  • 作品発表時のプロジェクタ表示について

前回、各々の忍者のパソコン画面をプロジェクタに接続することに苦労 したので、今回は、前に出て発表する予定でしたが、 「じゃあ、接続しない」方法では?。新兵器1号を投入。

タブレットのカメラで忍者とパソコン画面とを映しながらインタビュー し、タブレット画面を無線でプロジェクタに転送してみました。 作品画面と忍者の表情などをプロジェクタで見れることには成功したの ですが、忍者がタブレットに向かってしゃべるので、声が小さくて残念 でした。 お部屋が小さめでも、やっぱりワイヤレスマイクも使った方がよさそう です。

#勝手に進行を変えてしまい、すみませんでした。

  • 名札について

名札を用意してくれている忍者も数名あり、無い方は、名刺サイズのカ ードにニックネームかお名前を書いてもらいました。 テープでお洋服に張り付けたり、パソコン画面に立てかけたり、机の上 においたりと、お名前を呼びやすいところに表示していただいたので、 コミュニケーションにもとても役立ちました。 名札ストラップの人は、お腹らへんに隠れてしまうので、胸に留めても らうと、もっとよかったかな。さらなる改善点として提案です。

  • 親の同席について

おうちの方、やっぱり隣にびったりとついてしまいがちですね。 今回のDojoでも、三人掛けの机に、忍者1名、保護者1名 という着席に なりがちでした。 今回のような机配置の場合は、初めてさんの保護者は次の列にしていた だき、後ろから見守ってもらう というのも良いかもしれません。 このあたりも、試行錯誤ですね。

  • おわりに

もっと読む(?)のしたに隠れつつ、ここまでようやくたどり着きました。 他の人の記事を下書きにしてしまったり、もっと読む(?)や、箇条書きなどのマークダウンに失敗したりと、さまざまな困難に立ち向かいながら、ずいぶんレポートの下書きノートから外れてしまったようにも思います。 つたないレポートでしたが、ここたで辿り着いてくださった方(あなたです!)に感謝の気持ちでいっぱいです。また、8日のDojo開催にあたりお世話になった皆様方、これからもこどもたちの笑顔をはげみに、CoderDojo天白を盛り上げていきましょう。 ありがとうございました。

(メンター:たかはし)

  • 会計報告

今回、1,100円の活動費寄付をいただきました。厚く、御礼申し上げます。

(チャンプ:松成)